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2020.10.15ニュース

東京大学史料編纂所様・奈良文化財研究所様をはじめとした機関間連携による『史的文字データべース連携システム』が公開されました。

 この度、東京大学史料編纂所様、奈良文化財研究所様、国文学研究資料館様、国立国語研究所様、京都大学人文科学研究所様、中央研究院歴史語言研究所様/數位文化研究中心様(台湾)が協議・開発を重ねられてきた「史的文字データベース連携システム」が公開され、本格稼働が開始されたことをお知らせします。

 2009年5月、東京大学史料編纂所様、奈良文化財研究所様は両データベース連携に関する覚書を交換され、同年10月より連携検索の供用を開始されました。弊社では「木簡・くずし字解読システム―MOJIZO―」「木簡庫」についてのシステム開発、奈良文化財研究所様のIIIF(*1)対応画像データベースの基盤構築に続き、「史的文字データベース」についてもポータルサイト構築等の部分で技術協力したものです。
 *1:IIIF(トリプルアイエフ)…International Image Interoperability Framework。デジタルアーカイブにおける国際規格。

 東京大学史料編纂所様、奈良文化財研究所様を中心に、人類が書き写してきたさまざまな文字の画像(主として漢字)を誰もが利用可能なオープンデータとすることを目的に、その公開と共有を円滑に進めるための宣言文「IIIFに基づく歴史的文字研究資源情報と公開の指針」を共同作成、現在国内外の6機関に賛同されています。

 弊社では、各機関がそれぞれ保有しているIIIFに対応した画像データベースから他機関を横断して画像を検索・呼び出した画像を一覧で表示するポータルサイトの構築を行いました。

 日本には約1400年前から人々が書き写してきた貴重な文字画像をはじめ、貴重な独自の文化遺産が数多く残っています。その文化をデジあるテクノロジーの力を利用して後世に受け継ぎ、さらに研究を進める活動に賛同しております。
弊社は今後も技術力を高め、文化遺産をデジタルで保存する等、関係機関への協力を継続できるよう努力してまいります。

弊社プレスリリース(京都商工会議所):https://www.kyo.or.jp/kyoto/pdfview/z07_201015_dtswest_kaiinpress.html
史的文字データベース連携検索システムhttps://mojiportal.nabunken.go.jp/ja/

■画面イメージ(史的文字データベース連携検索システムポータルサイトより」)
1)連携検索用ポータルサイト画面(日本語)

 

2)検索結果画面表示(日本語)

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